確定申告書の作成は税理士に依頼せずクラウド会計で対応する選択肢もある!

           

         

                   

確定申告書の作成は税理士に依頼せずクラウド会計で対応する選択肢もある!


個人事業でも法人でも、最低年に1回は所得税や法人税の確定申告書を作成する必要があります。この業務を税理士に依頼しているケースも多いでしょう。しかし、税理士に支払うコストをもう少し下げる方法はないかと悩んでいる場合は、クラウド会計を活用することでコスト削減を実現できる可能性があります。

 

税理士に確定申告書の作成を依頼している場合のデメリット

日々の経理業務を行うために経理処理ができる従業員を雇っている場合は、その人件費が発生しています。しかし、税務処理まで精通している人を雇う余裕はなく、確定申告書の作成は税理士に依頼しているという経営者は多いでしょう。そうなると、経理部門の人件費がかかるだけでなく、確定申告書作成業務を含めた形での税理士報酬もコストとしてかかることになります。当然、コスト負担は大きくなるデメリットがあります。また、その他のデメリットもあります。1つは、確定申告書作成のために大量のデータを税理士に送る必要があり手間がかかること、もう1つは、経理部門と税理士事務所の2カ所で確定申告に関わる業務が行われるため申告書の完成までに時間がかかることです。

 

確定申告書の作成はクラウド会計で対応できる

経理部門で日常の経理処理を行い税理士に確定申告書の作成を依頼している場合のデメリットを解消する方法はいくつか考えられますが、コストを削減するという観点からすると、クラウド会計を導入して確定申告書の作成までを内部に取り込むのが有効な対策の1つになります。クラウド会計を導入するメリットとしては、複数の人間が同時にシステムにアクセスできる点、導入コストや税制改正に対応するためのバージョンアップコストが安い点、そして日常の経理処理が簡単で確定申告書もほとんど自動的に作成できる点です。クラウド会計を導入することによって、人員を増やさなくても確定申告書の作成まで内部で対応できるようになるでしょう。

 

税理士は節税などのコンサルタントとして活用する

確定申告書の作成を内部で対応できるようになったからといって、税理士の顧問契約を解除する必要はありません。確定申告書作成は依頼しない形での顧問契約に変更すれば良いのです。そうすることで、顧問料を下げることができます。そうすれば、税務調査対策や節税アドバイスなどの税務コンサルタントとして税理士を活用できます。確定申告書の作成は単純な作業といった性性格のものですから、その部分は外部に依頼するのではなく、クラウド会計を活用して機械に置き換えるのです。そうすることによって、間接業務にかかるコストを抑えることができるでしょう。”