確定申告に必要な書類はクラウド会計導入で効率的に対処

           

         

                   

確定申告に必要な書類はクラウド会計導入で効率的に対処


個人事業者が行う確定申告には、一定の書類を添付することが求められます。特に、青色申告者の場合は、貸借対照表と損益計算書の添付が必要です。そういった書類を効率的に作成できるツールとしてクラウド会計の導入をおすすめします。

 

確定申告に必要な書類とは?

個人事業主は年に1度、所得税の確定申告を行う必要があります。特に、青色申告をしている場合は、複式簿記に基づいて作成した貸借対照表と損益計算書を添付することが求められます。損益計算書とは、売上や手数料などの総収入金額や各種必要経費を費目別に表示したもので、1年間の利益がわかる書類です。貸借対照表は、年末時点の現預金残高や固定資産の未償却残高、そして売掛金などの資産と、借入金や買掛金などの負債、さらに資産と負債の差額である純資産を表示した書類です。税務署に提出する貸借対照表では、純資産の部分は事業主借と事業主貸という科目で表示することになっています。

 

確定申告の対応を効率的に行うには日々の記帳が大切

確定申告の際に申告書に添付する損益計算書と貸借対照表は、1年に1度作成すればいいものですが、その作成の基礎となるものは、日々の取引を複式簿記によって記帳した仕訳帳や総勘定元帳です。これらの帳簿は、日々記帳せずに後でまとめて作業すると大変な労力と時間がかかってしまうはめになる可能性があります。時間が経過してしまうと、保存しておいた領収書を見ても何に使ったかを思い出すのに時間がかかり、効率的ではありません。できれば毎日、少なくとも1カ月に1度は記帳作業することをおすすめします。そうすることで、年明けに行う確定申告書や添付書類の作成が楽になるでしょう。

 

日々の記帳をサポートしてくれるクラウド会計

そうはいっても、事業を行いながら記帳作業などの間接業務を毎日行うのは容易なことではありません。日々の記帳作業が楽になるツールがあれば上手く活用したいと考えるのが普通でしょう。そういった場合は、クラウド会計を活用することをおすすめします。クラウド会計を使えば、複数の端末から同時にアクセスすることが可能になりますし、出先でスマホやタブレットから費用のデータを入力することもできます。また、入力されたデータを元に、ほぼ自動的に確定申告書やその添付資料を出力することもできます。クラウド会計を活用して、確定申告に必要な書類作成を効率的にできる体制を整えるとよいでしょう。”